ホテルリバージュアケボノ
ホテル物語6 歴史

福井はビジネスホテルのような街だと皮肉を込めていわれることがあります。
ビジネスホテルが多い街ではなくて、
街そのものが趣に欠けるビジネスホテルのようだということです。
私たちは、この言葉に二重のショックを受けました。
自分たちの街に対してと、ホテル業に携わる者として。
福井市は織物の街であり、戦時中、パラシュートを生産していました。
そのため空襲に遭い、
昭和二三年には直下型大地震に見舞われ、
街は幾度となく再生され不死鳥の街として今日に至りました。
そして、残念ながら歴史のある街であるにも関わらず、
昔の面影を残す建物等が失われてしまいました。
しかし、
「いつまでもこのようなことを言っていてはいけない、
できる者ができるところからやろう」という決意のもとに、
明治の福井市役所跡地として、
当時の名残を伝えるホテルを平成八年に、完成いたしました。
写真でご覧いただけるように、建物の周囲を巡る装飾や柱間のアーチは
当時の市役所のデザイン的特徴を復元したものです。